電動式バイブロハンマー工法は、電動モーターで2軸偏心の振り子を回転させ振動を発生させる振動式杭打機で、強制振動をH型鋼、鋼矢板を通して接する地盤に振動を加え、地盤に流動化または鋭敏化現象を起こさせることにより先端の抵抗及び摩擦抵抗を急速かつ一時的に低減させ、打ち込みや引き抜きを行う工法です。
施工現場の環境(騒音・振動)対策の必要性がない場合は、本工法が採用されます。
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PALSONIC工法とは、建設省土木研究所と共同研究した杭打ち理論に基づく、油圧式可変超高周波型(ピストン式)杭打抜工法です。
人家に接近して鋼矢板、H型鋼などが打設、引抜ができます。エンジンを切った後、施工現場の環境対策(低騒音・低振動)が必要な場合は、工法が採用されます。無振動施工が必要な場合は、サイレントパイラー工法(油圧式杭圧入引抜工法)が採用されます。
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SMWとは土(Soil)とセメントスラリーを原位置で混合・攪拌(Mixing)し、地中に造成する壁体(Wall)の略称です。
SMW工法とは専用に開発された多軸混練オーガー機で原地盤を削孔し、その先端よりセメントスラリーを吐出して1エレメントの削孔混練を行いソイルセメント壁体を造るものです。連続一体のソイルセメント連続壁として、エレメント端の削孔混練軸を次エレメントに完全ラップさせて造成していきます。
SMW連続壁は、遮水性山留め壁、耐土圧構造物及び止水壁に広範囲に利用することができます。
SMW工法の種類として標準壁厚であるφ550~650mmを施工するための標準型と、壁厚φ850mm大口径仕様の850SMW連続壁があります。
850SMW連続壁の場合には、標準型よりも壁厚が大きいため耐力・遮水性に優れ信頼性が高く大深度施工を可能としています。
狭いスペースや高さ制限のある場所での施工に際しては、SMW5000~8000として低空頭機が各種用意されており、それぞれ5~8.0mの機械高さとなっています。
施工するSMW機は本体機であるベースマシンの他、アースオーガー、スクリュー、プラントなどの機種を目的に応じた能力・仕様のものを最適に組み合わせて使用します。例えば、先行削孔が必要な硬い地盤の場合には、専用の一軸オーガースクリューに切り替えて先行削孔を行います。
また、地盤改良に際しては、専用スクリューを取り付けることにより、改良面積の大きい改良柱を造成することができます。
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