ウォータージェット併用工法

砂質地盤へ杭や矢板を圧入する場合、ウォータージェットを併用することで貫入抵抗力を効果的に低減できます。
杭先端に取り付けたジェットノズルから、必要に応じて高圧水を地中に噴出することで、杭の周面を潤滑させながら圧入する工法です。施工状況に応じて噴出水の量を自在に調整できるため、地盤への影響を最小限に抑えることが可能です。圧入工法では、すでに施工が完了している完成杭を反力とするため、ウォータージェットを併用して圧入された杭の周面摩擦抵抗力が、施工直後には回復していると考えられます。施行できるN値は25～50未満ではありますが、玉石混じりの砂質層に本工法を採用すると、噴出水により玉石だけが残り圧入不可となることがあります。
N値だけではなく、ボーリングデーターをしっかりと見極めることのできる経験が必要です。

施行実績

• 株式会社京都現代建設／防賀川広域河川改修（防災・安全）その３工事
• 株式会社きんでん／小浜S/S引出（和久里地区）管路新設工事
• 株式会社トリヤマ／桂川右岸流域関連大原野上里勝山町支線

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国土交通省：新技術活用システム（NETIS）登録　登録番号：CB-060028-V

クラッシュパイラー工法（硬質地盤クリア工法）

硬質地盤クリア工法は、圧入工法の優位性を確保した圧入機に補助工法として、オーガー掘削と圧入を連動させることで貫入抵抗力を低減させます。独自の「芯抜き理論」による施行により、最大N値50以上の硬質地盤へ圧入施工を行う工法です。
N値が50以上の泥岩、砂岩、花崗岩などの軟岩Ⅰ、軟岩Ⅱ、中硬岩に分類される岩盤への圧入が可能です。
それよりも硬岩の場合は、硬質地盤削孔工事を施工した上で、鋼矢板を圧入します。

工法特徴

1. 従来工法では難しい玉石混りの砂礫層や岩盤など最大N値50以上の硬質地盤への圧入施工が可能である。
2. 施行システムのコンパクト化により、水上・傾斜地などの厳しい施工条件下での施工に最適である。
3. 独自の「芯抜き理論」により、掘削を最小限に抑えるため、排土を抑制し、周辺地盤を乱さない。
4. 圧入機本体は完成杭をしっかりとつかむ機構のため、転倒の危険性などなく、またパイルオーガーと杭は独自のチャッキング機構で固定されており、高い安全性を保持する。

施行実績

• 浅野建設工業株式会社／八瀬ガバナー外構工事
• 上島建設株式会社／東中央線（（仮称）木津川渡河橋）地方道路交付金（街路）（補正）工事
• 高石機械産業株式会社／都市基盤河川改修事業　新川改修工事
• 協栄建設株式会社／ノーザンファームしがらき
• 株式会社益田組／河川改良工事（竹田川）
• 株式会社朝日組／西羽束師川第2排水区久世雨水分流幹線（その4）公共下水道工事

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国土交通省：新技術活用システム（NETIS）登録　登録番号：CB-980118-V

クリアパイラー工法（上空障害クリア工法）

クリアパイラー工法は、橋梁や鉄道橋の下、あるいは地下アンダーピニングでの鋼矢板・杭打設等上部に障害のある現場においてこれらの障害を払拭するために機械寸法を徹底的に圧縮し、杭材を搬送するパイルランナー等関連機械とのシステム化（GRBシステム）を図った静的荷重による鋼矢板・鋼管杭の圧入工法です。
例えば、老朽化した橋梁橋脚の改築にあっては従来のように上部工を解体撤去せず、日常の交通に支障を致すことなく補強、更新ができます。
したがって、迂回路など大掛かりな仮設工事が不要となって工事費・工期の大幅な縮減が図られるだけでなく既往の交通を阻害することがないため社会的コストの削減が達成できることに本工法の最大メリットがあげられます。

工法特徴

1. 上空制限のある鋼矢板打設に最適
2. クレーンブーム長は1.5～3.8ｍの3段
3. 総質量5,450kgと軽量コンパクト

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国土交通省：新技術活用システム（NETIS）登録　登録番号：CB-060016-V